もし、NBAの歴史を変えられるのなら、コービーの死の次に変えたい出来事があります。
2000年代、リーグを牽引した2大スーパースターの直接対決が実現しなかったという事実です。
マジックvsバード、マジックvsジョーダン、コービーvsアイバーソン、レブロンvsレナード、レブロンvsデュラント…上げればキリがありませんが、当時を代表するスーパースター同士の頂上決戦には誰もが心震えました。
しかし、この二人の対決が実現することはありませんでした。
今回は、夢のマッチアップに最も近かった2009年のファイナルについての記事を和訳します。

https://sneakernews.com/2015/12/01/what-if-kobe-bryant-and-lebron-james-met-in-the-2009-nba-finals/
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コービーブライアントとレブロンジェームズ…

この二つの名前は、過去10年間、NBAの専門家やファンたちが他の何よりも議論する名前である。

しかし、リングの数、オールスター進出回数やMVP受賞数など、どんな方法で推定したとしても、どちらの選手が本当に優れている決める要素は決して存在しない。

コービーは、5つの優勝リングを手にしている。

なので多くの人々にとって、この議論は終了する。

しかし、レブロンはその他のいくつかの重要なカテゴリーでコービーをリードしている。

その主張からすると、レブロンの方が優れているといえる。

残念なことに、コービーvsレブロンの議論は決して決着しない。

なぜなら、その議論が重要視されていた時期に、両者が相まみえることが決してなかったからである。

 

アンストッパブルなコービー vs MVPレブロンのNBAファイナルはリーグの歴史の中で最高の対決の一つになったであろう。

その対決は、ほぼ実現しかけたのだ。もし、オーランドマジックがいなければ…

24歳でキャリアの全盛を迎えていたドワイトハワードは、そのシリーズ(もし、自分がレブロンに負ければ実現したであろうコービーvsレブロンのNBAファイナルのこと)のことなど頭になくプレーをしていた。そして、キャブスをGame6に勝利した。

キャブスvsマジックは、Game2のレブロンのブザービーターが決まらなければ、たったのGame5で終わっていただろう。

マジックは、準備をし、自信たっぷりにFinalへと駒を進めた。

しかし、彼らの唯一の武器(ドワイト?)は、機能せず、結果的にGame5でレイカーズに敗退した。

では、もし、レブロンがマジックを下し、コービーvsレブロンの夢のマッチアップが実現したらどうだろうか?

検証してみよう。

 

プレイオフを検証する前に、レギュラーシーズンを見てみよう。

コービーは、前年(2008)のシーズンMVPに輝いており、北京五輪アメリカ代表を金メダルに導いた。

そのため、当時のコービーは勢いがあり、自信に満ち溢れ、スターとして絶大な人気があった。

彼の出場時間は、フルタイムのスターターになって以来、最も少なかった。

しかし、未だに中心選手であり、レイカーズを65勝に導いた。

この数字は、リーグで2番目の数字だった。

一番は、もちろんレブロン率いるキャブスの66勝であった。

レブロンは、初めてのMVPを受賞した。

その時コービーは、MVP投票で2位だったため、彼らがリーグトップであることに議論の余地はなかった。

彼らは、ファイナルで激突すると思われていたし、それは本当に楽しみであった。

 

プレイオフが始まると、キャブスは絶対的に試合を支配した。

彼らは、ピストンズとホークスを8連勝で片づけた。

 

レイカーズは、苦戦を強いられた。

セカンドラウンドの相手であるロケッツには敗退寸前まで追いやられた。

カンファレンスファイナルは、カーメロアンソニー擁するナゲッツであった。

レイカーズは、ナゲッツを決勝のマジック同様、簡単に蹴散らした。

 

レイカーズは優勢であり、キャブスはマジックに勝たなければならなかった。

しかし、強大な力を持つハワードと優れたサポーティングキャストが、その野望に終止符をうった。

 


しかし、たとえキャブスがファイナルにたどり着いたとしても、私たちが予想するに結果は全く変わらないだろう。

レイカーズは、レギュラーシーズンの間に二回キャブスを下していた。

コービーは、自分のベストパフォーマンスを出す必要さえなかった。

なぜなら、レブロンにとって、レイカーズ戦2試合は、シーズン最低のパフォーマンスであったからだ。

ファイナルは、レギュラーシーズンと比べて、はるかに競争的である。

しかし、オールディフェンシブ1stチームであるにも関わらず、レブロンはコービーにマッチアップすることはできなかったであろう。

 

本当の違いは、両チームの選手層の厚さにあった。

レイカーズは、2回のファイナルMVPになる力量があったガソルがいた(彼は、素晴らしく、+−レーティングではいくつかの試合でコービーよりも効果的なことすらあった)一方、

マジックとの対決時と同じように、キャブスの最大の弱みである選手層の薄さを簡単にさらされることになるだろう。

 

試合結果に関わらず、Game7までもつれ込むのか、Game4で早々に終わるのかに関わらず、

レブロンとコービーの直接対決は、絶対に見逃せないものになっただろう。

その対決が実現しなかったことによって、コービーとレブロンがお互いに、NBAチャンピオン以上の何かのために全力を尽くす機会を奪ってしまった。

もし、コービーが2009年のファイナルでレブロンを下したならば、レブロンvsコービーの議論に終止符が打たれたであろう。

その議論は、明らかにコービーが優勢になるだろう。

 

優勝することは、NBAでは何よりも声高に叫ばれる。

コービーは、他に証明することがなくなっただろうし、その結果が覆ることもなかったであろう。

 




コービーvsレブロンマッチアップのサブプロットとして、シューズの話をしよう。

二人のメガスターは、NIKEバスケットボールにとってマイケルジョーダン以来の、最も価値のある資産である。

両者のシグネチャーのシューズシリーズは、たくさん発売されるけれども、

両者が、シグネチャーシューズを履いている間、優勝の栄光を経験することはなかった。

驚くべきことではないが、シューズのバトルはレイカーズvsキャブスのNBAファイナル仮説と同様の結果になった。

エリックエイバーによってデザインされたコービー4(シューズ名)は、先駆けともいえるシューズだった。

一方で、ケンリンクによってデザインされたレブロン5は、実は第二候補のシューズであった。

レブロンがオリジナルシューズのデザインを気に入らなかったからだ。

 

コービー4は、多くの人間によって考えられ、デザインやバスケットボールシューズに影響を及ぼしたローカットのシューズであることによって、ナイキのコービーシグネチャーシューズの中でベストの一つとなった。

 

ナイキのレブロンシリーズは、デザインを変えたことによって、状況が一変した、ジェイソンが舵を取ったことにより、ナイキのバスケットボールシグネチャーアスリートの中でベストセラーを記録した。

bleed Purple and Gold.                                                                 mr.k [https://twitter.com/lakersfamily24]